「一鉢、二延し、三包丁」というように、水回しは木鉢作業の中の最大の難所です。
ここで粉に均等に水を回し、なじませないと、そばはうまくつながりません。
のし工程では、薄く均一な厚さの記事を作ります。
いろいろな打ち方がありますが、ここでは生地をめん棒に巻きつけて転がす打ち方を紹介します。
そばの太さはお好みですが、包丁はリズム。リズムを刻むように包丁を使います。
そばは一定の太さを保ちながら、美しく切りたいですね。
沸騰したたっぷりの湯に少量のそばを入れるのがコツです。
ゆで時間はほんの数十秒。一瞬のタイミングを逃さず、すばやく上げます。
ざるですくい上げる時は1回で済ませます。水の冷たさがそばの身を引き締めます。