おくのほそ道最上川そば三街道 〜山形セレクション認定〜
かつては最上川船運の海岸集落として栄え、今でも当時の面影を色濃く残す大石田町。玄そばの産地として知られる大石田そばは、程よいコシとなめらかなのどごしの田舎そばの逸品。「大石田そば街道」は町の中心部と山間部の広範囲にわたり手打ちそば屋が点在する。決して利便性の良いところではないが、大石田ならではのそばを求め、多くはそば通が足を運ぶ。大石田ではそば打ちは女性の仕事。母から娘や嫁に家庭の味として、代々受け継がれてきた。また、この地域では大切な客人をそばでもてなす風習があった。いつしかその味は評判を呼び、農家の軒にのれんが下げられるようになった。
山形県には、自然や風土、文化などに育まれてきた全国や世界に誇れるたくさんの素材とそれらを磨く優れた技術が数多くあります。その県産品やサービスの中から、本県独自の「山形基準」に基づき厳選されたものを「山形セレクション」に認定し、「山形の宝」として全国や世界に発信しています。